桜と世代間継承~プロジェクトXより 

このコロナ渦において、自問自答し、ブータンでの経験、種としての人間、愛着、行動遺伝学から、「人生の証を次世代の人生の灯へ」という考えに及んだ。その考えをどのように整理しようかと考えていた時に、「世代間継承」という言葉に触れ、より学問的に考えられるきっかけになった。

世代間継承において、理念の継承に至るか。土地の奪い合いがなければ、守ってきたもの、継承してきたもの、それが土地、形見、物質的なモノになるのかもしれない。一掃されてしまうような争いがあれば、引き継げるものは思想、宗教になってくるのだろう。プロジェクトX第1回に、桜という、自然と共同体のつながりの象徴として登場したのはとても興味深かった。現在は核家族化し、共同体からでて、帰りどころとなる自然もない。受け継がれてきた文化の中にいる自分自身の思想を継承するものとして、次世代に伝えることが、文化の中に自分を置くことができ、次世代が自然を源とする文化を受け継ぐことができるのではないだろうか。伝える側も、伝わる側も、語る場により内省する。なんだっていい。多様性を認める、自己の比較のない純粋な無からの放散による外向へのエネルギーに転換する。そして、外向きのエネルギーにより拡散した自己は溶け込み、薄くなり、再び無となる。そこに死があると考える。

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